今枝宗一郎先生の朝食セミナーで、後藤経済再生大臣のお話を聞きながら

改めてLifのこれから取り組む事業にワクワクしています。

企業内人材育成であるOJTは、社内に「今ある」部署の「今ある」仕事をしながら

スキルを獲得するもの。

それに対し、リスキリングは社内に「今ない」仕事、「今できる人がいない」仕事

のためのスキルを獲得すること。

私はこれは自社だけでは実現できないと考えていて。

だから、人的資本経営に取り組む企業が互いに高め合いながら

変化を加速させる「場」をつくる。

自社に必要な能力をすでに持っている会社に学びに行く、

これが当たり前になる社会にしたい。

「お互い様でつながる社会の実現」

デジタルスキルのことはわからない「偉い」人よりも、

現場で日々デジタルツールを活用して生産性をあげたり

顧客体験を改善したりできる人材の方が、企業に価値をもたらすのがDX後の世界。

個人が職を失う不安を感じることなく、前向きにスキルの転換に臨んでくれたり。

現在の収益を生み出す責務を負う現場からの反発があっても、DXに取り組む人材を評価したり。

それができる組織文化は一朝一夕にはつくれない。

好きなことにのめり込んで新たな発想や専門性を身につけたり、

多様な他者と協働しながら、新たな価値を創造したり、

社会課題に「新たな解」を生み出せる人材。

そうした人材は「育てられる」ものではなく、

ある一定の環境の中で「自ら育つ」もの。

そんな環境をつくるために、日々動いています。

妄想ベースだったこの事業を理解してくれる人たちが現れて、

形にしようと一緒に走ってくれていて。

まさに自分自身がこの「リスキリング」の真っ只中にいますが。

諦めずに続けられるのは、何をしても失敗だと捉えることなく面白がってくれる人がいて、

うまくいかなくても正常ルートだと支えてくれる人がいて、

全然わからないシステム構築のことも丁寧に確認しながら作ってくれる人がいて。

こんなにありがたい環境はないな、と思う。