長年、人材育成に力を入れてみえるアジアクリエイト株式会社様の皆さまと
お話しする中で、改めて感じたことがあります。
管理者が人材育成で一番やってはいけないのは、黙って決めつけること。
若手社員が育たないのは、能力の問題ではなく、「対話不足」が原因かもしれません。
「きっとこう思っているはず」
「たぶんやる気がないんだろう」
「今の若手はこうだから」
そうやって、話す前に結論を出してしまう。
でもその瞬間、本当は育つはずだった関係が止まります。
実際は、話してみて初めて見えることがたくさんあります。
なぜ、その言動になるのか。
何に迷っているのか。
何をうまく言葉にできずにいるのか。
そこに目を向けないまま、
「教えたのに伝わらない」
「何度言っても変わらない」
と感じてしまうのは、とてももったいないことです。
人は、正しさだけでは動きません。
「わかろうとしてくれた」
その実感があるから、心が動きます。
だから人材育成で本当に必要なのは、正しい答えを与えることより、
まず相手の背景に関心を持つこと。
もちろん、対話をしても期待通りの答えが返ってくるとは限りません。
それでも、黙って決めつけるより、ずっと前に進めます。
話さなければ、すれ違いは埋まりません。
言葉にしなければ、想いは伝わりません。
だからこそ大事なのは、気の利いたことを言うことではなく、対話から逃げないこと。
アジアクリエイト様の今期のスローガン「Start the Talk.」
その一言が、人を育て、組織を変える始まりになる。
「わかったつもり」になったときほど、
本当は、話すべきタイミングなのかもしれません。